・新型コロナウイルス感染症の発生により、売り上げが減少するなどの影響を受けた高収益作物(野菜、花き、果樹、茶)について、次期作に取り組む生産者を国が支援します。
【支援対象者】
・令和2年2月~4月までに野菜、花き、果樹、茶について、出荷実績がある、又は廃棄などで出荷できなかった生産者。
・収入保険、農業共済等のセーフティネットに加入している、又は今後加入する意思がある生産者。
※上記を2つとも満たすことが、事業の実施要件です。
【申請書類等の提出先】
・申請書類等については、「JAあしきた」が取りまとめて国へ提出します。
(「JAあしきた」正・準組合員)
・「JAあしきた」より別途通知がありますので、「JAあしきた」へ提出をお願いします。
(「JAあしきた」組合員以外の方)
・水俣市農林水産課に提出してください。(取りまとめて「JAあしきた」に提出します。)
・8月26日(水曜日)~9月30日(水曜日)まで→10月20日(火曜日)まで募集期間を延長します。
【支援内容】
支援策(1)(高収益作物の次期作に取り組みに対する支援)
(概要)
・次期作に前向きに取り組む野菜・花き・果樹・茶等の高収益作物の生産者に対し、交付対象となる取り組みを2つ以上行う場合、取り組みを行う面積に応じて交付金を支給します。
(交付単価)
品目名 | 交付単価 |
野菜、花き、果樹、茶 | 5万円/10a ※中山間地域(水俣・芦北地域)の場合、補助率1割加算→5.5万円/10a |
施設栽培の花き、大葉、わさび | 80万円/10a ※中山間地域の補助率加算はありません。 |
施設栽培のマンゴー、おうとう(さくらんぼ)、ぶどう | 25万円/10a ※中山間地域の補助率加算はありません。 |
※施設栽培の対象となる施設は、加温装置(空調装置)又はかん水装置がある施設です。(いわゆる雨よけハウスは除きます。)
取組類型 | 取組項目 |
ア 生産・流通コストの削減に資する取組 | (1)機械化体系の導入 (2)集出荷経費の削減に資する資材の導入 |
イ 生産性又は品質向上に要する資材等の導入に資する取組 | (3)品目・品種等の導入 (4)肥料・農薬等の導入 (5)かん水設備の導入 |
ウ 土づくり・排水対策等作柄安定に資する取組 | (6)土壌改良・排水対策の実施 (7)被害防止技術の導入 |
エ 作業環境の改善に資する取組 | (8)労働安全確認事項の実施(講習会等の受講等) (8)農業機械への安全装置の追加導入、ほ場環境改善・軽労化対策の導入 |
オ 事業継続計画の策定の取組 | (8)事業継続計画の策定等 |
・ア~オの(1)~(8)の取組の中から2つ以上の取り組みを選択してください。
詳細にういては、提出資料の取組チェックシートを参照してください。
※エ、オの(8)の取組については、どれか1つしか選択できません。
※施設栽培の取組(80万円/10a、25万円/10a)については、エ、オは選択の対象になりません。
支援策(2)(次期作に向けた取り組みに対する支援)
(概要)
・次期作に向けた下記のア~ウのいずれかの取組を行う場合に、取組ほ場の面積と取組本数に応じて交付金を支給します。
(交付単価)
品目名 | 交付単価 |
野菜、花き、果樹、茶 | 2万円/10a×取組本数 ※中山間地域(水俣・芦北地域)の場合、補助率1割加算→2.2万円/10a×取組本数 |
(交付対象となる取組)
取組類型 | 取組項目 |
ア 新たな直販等を行うためのホームページ等の環境整備新規契約の締結 ・新たな需要に対応するため、既存の販売ルートに加えて、新たな契約先の確保や直接販売などにより販路を拡大することにより、需要の変動に影響されない生産・販売体制の確立を実現 | (1)新規契約の締結 (2)追加契約の締結 (3)需要開拓による販路の変更 |
イ 新品種・新技術導入等に向けた取組 ・価格競争力を高める新品種・新技術等を導入することにより、生産される高品質で希少性のある高収益作物を商材として、国内外の新たな販路を開拓することにより、収益性の高い経営基盤の確立を実現 | (1)熊本県知事が定める新品種の導入 (2)熊本県知事が定める新技術の導入 |
ウ 海外の残留農薬基準の対応又は有機農業・GAP等の取組 ・輸出を視野に入れた海外の残留農薬基準等に対応した栽培法への転換や、国際水準の有機農業を目指し, 生産基盤の強化を実現 | (1)残留農薬基準等への対応 (2)有機農業の認証取得に向けた取組 (3)GAPの認証取得に向けた取組 (4)MPS(花き生産総合認証)の取得に向けた取組 |
・取組については、1つから選択可能です。
・ア、イ、ウ全てに取り組んだ場合、最大で2万円/10a×3本=6万円/10a(中山間地域6.6万円/10a)の交付金が支給されます。
※イの新品種、新技術の導入については、対象となる新品種、新技術が8月18日時点でまだ決まっておりません。
支援策(3)(厳選出荷などを行う生産者への支援)
(概要)
・対象品目に対し品質の高いもの限定して出荷するなどの工夫を行う生産者に、取り組みを行った人数や日数に応じて1人・1日当たり2,200円を支給します。
(交付単価)
品目名 | 交付単価 |
花き、茶、施設栽培の大葉、わさび、マンゴー、おうとう(さくらんぼ)及びぶどう | 2,200円/人・日 ※中山間地域の補助率加算はありません。 |
(交付対象となる取組)
品目 | 厳選出荷の対象になる取組 |
花き | フラワーネット張りの調整、施肥(追肥・葉面散布)、防除、芽かき・摘花・整枝、選別・荷造り、出荷調整(冷蔵貯蔵施設等を利用した出荷調整)等 |
大葉・わさび | 施肥(追肥・葉面散布)、防除、摘葉、灌水管理、遮光管理、選別・調製、出荷調整(冷蔵貯蔵施設等を利用した出荷量調整) |
果樹(マンゴー、おうとう(さくらんぼ)及びぶどう) | 施肥(追肥・葉面散布)、防除、摘果・摘粒、灌水管理、植調剤の適期処理、選別・荷造り、出荷調整(冷蔵貯蔵施設等を利用した長期保管による出荷量調整) |
茶 | 被覆、手摘み、化粧ならし・遅れ芽除去、生葉の格付け・コンテナによる分別、風力選別機による木茎の除去、仕上げ機による粉の除去 |
※令和2年2月、3月、4月に行った取り組みが対象です。
※作業日誌などで取り組んだ内容を確認します。
【交付金の申請及び申請に必要な書類】
(申請の流れの確認)
・交付金の申請については、次の確認表をご確認のうえ、申請するようお願いします。
(交付申請提出書類様式)
・交付金の提出に必要な書類の様式については、以下の通りです。
※03交付金申請書・取組計画書については、次の記載例をご確認のうえ、ご記入ください。
(その他の必要書類)- ・上記の様式の他、以下の書類の提出も必要になります。
- ・2月~4月に出荷実績がある、又は廃棄等により出荷できなかったことを証明する資料(出荷伝票の写し、廃棄がわかる写真等)
- ・農地面積を証明する書類の写し(農地台帳、農家台帳、耕作証明書、共済細目書等※特定農作業を受託契約をしている場合は当該契約書も提出)
- また、借地して耕作を行っている農地について本交付金の申請を行う場合、必ず利用権設定の登録が必要になりますので、利用権設定がお済でない場合は、事業完了までに必ず利用権設定を農業委員会で行ってください。
- ・振込口座届書は、振込口座の通帳も確認しますので、提出の際に通帳をご持参ください。
- ・水俣市での交付申請の受付のみ申請者本人の確認書類(免許証、マイナンバーカード(写真付き)等)の写しを提出してください。
- 09作業日誌(ワード:14.8キロバイト) ※(9月30日追加)
- ※参考様式については、該当する取り組みのみ提出。
- (その他必要な書類)
- ・取組写真、資材購入の購入伝票や領収書等の写し、作業日誌等の取組がわかる証拠書類等。
- ・交付申請時に利用権設定が完了していなかった場合は、再度農地台帳等の写しを提出してください。(水俣市以外の農地)