【姉妹都市デボンポート市の概要】
デボンポート市は、オーストラリア タスマニア州の北部中央海岸に位置する美しい港町です。
人口は約2万5千人、面積は116平方km(本市の約3分の2)です。
1830年頃からマージー川周辺に定住が始まり、1851年頃から4つの町が製材業や造船を中心に発展。これらの町が1890年に合併してデボンポート町となりました。1959年、オーストラリア本土と結ぶ旅客フェリーが就航し、タスマニアの海の玄関口となりました。現在では、メルボルン間に豪華フェリーが行き来し、デボンポート空港も備えて、各種施設が整い多くの観光客を迎えています。
1981年に市制施行。主要産業は、繊維、木材加工、食品加工、鉱物精製などで、果樹や野菜栽培などの農業も盛んです。タスマニアの集配センターとして、交通の要衝ともなっています。
自然環境に恵まれ、落ち着いた美しいたたずまいを見せる町で、日中の平均気温も夏が24℃、冬でも13℃と温暖で大変過ごしやすい気候です。周辺にはリアス式の海岸や自然林、一部が世界遺産に登録されている国立公園などがあります。
【デボンポート市と水俣市が姉妹都市関係を締結した経緯・理由】
1992年(平成4年)に水俣市議会議員が、初めてデボンポート市を訪れたことがきっかけとなり、両市長や市民が相互に訪問を行うなど交流を重ねました。
1996年(平成8年)2月27日にデボンポート市で、同年4月2日に水俣市で姉妹都市締結調印式を行いました。
締結の理由は、両市の人口規模、地勢が似ており、環境に配慮したまちづくりを進めていることや、時差がほとんどなく、気候も温暖で過ごしやすいこと、英語圏で治安もよく交流が進めやすいことなどが挙げられます。

H8.4 姉妹都市締結調印式(水俣)
1992年(H4) |
11月 |
水俣市議会議員5名、デボンポート市訪問 |
1993年(H5) |
7月 |
デボンポート市長夫妻、水俣市訪問 |
10月 |
市民4名、デボンポート市訪問 |
1994年(H6) |
3月 |
水俣タスマニア会発足。タスマニア州環境大臣(当時)ら6名水俣市訪問 |
9~10月 |
第一次水俣タスマニア友好訪問団派遣 |
1995年(H7) |
2~3月 |
第二次水俣タスマニア友好訪問団派遣。両市長が会談、姉妹都市提携を前提とする交流を確認 |
5月 |
水俣国際交流協会(MIFA)発足 |
5~6月 |
教育委員会がタスマニア事前視察(中学生派遣のため)
デボンポート市で水俣市民作品展(書道、写真等) |
7~8月 |
デボンポート市へ中学生派遣(引率含む13名) |
1996年(H8) |
2月 |
第三次水俣タスマニア友好訪問団派遣(27名)
※ 2月27日、デボンポート市で姉妹都市締結の調印式。
水俣紹介イベントを開催(竹細工・押し花実演、パネル展示) |
4月 |
デボンポート市公式使節団(21名)水俣市訪問。4月2日水俣市議会議場で姉妹都市締結調印式 |
7月 |
国際交流員(CIR)を初めて市に配置(オーストラリア ビクトリア州 メルボルン出身) |
7~8月 |
本市中学生国際交流派遣(引率含む14名) |
1997年(H9) |
2月 |
本市姉妹都市文化交流訪問団派遣(44名) |
7月 |
デボンポート市出身の国際交流員を配置(3年間) |
7~8月 |
本市中学生国際交流派遣(引率含む15名) |
11月 |
デボンポート市からビル・ウィルソン姉妹都市協会会長訪問 |
1998年(H10) |
2月 |
本市姉妹都市スポーツ交流訪問団派遣(29名) |
4月 |
デボンポート市から文化交流使節団水俣訪問(H22名) |
7~8月 |
本市中・高生国際交流派遣(高校生・引率含む17名) |
11月 |
豪州全国姉妹都市協会より、両市が文化交流部門最優秀賞を受賞
(4月に実施したデボンポート市文化交流事業に対し) |
1999年(H11) |
1月 |
デボンポート市から高校生2名、水俣高校へ短期留学 |
5~6月 |
本市において姉妹都市文化交流アート展を開催
(水俣市美術協会とデボンポート市出身画家オーウェン・ガウワー・レイド氏の共同作品展) |
7~8月 |
本市中・高生国際交流派遣(高校生・引率含む17名) |
9月 |
デボンポート市少年少女合唱団来水
※ デボンポート市少年少女合唱団(団員47名、保護者15名)が来水し、
市内各合唱団との合同コンサート、各学校への体験入学、ホームステイ等を実施

水俣・デボンポート姉妹都市音楽祭(水俣市文化会館) |
11月 |
自治体国際交流セミナーの「自治体交流事業」において、デボンポート市職員の受け入れを実施 |
2000年(H12) |
7~8月 |
本市中・高生国際交流派遣(高校生・引率含む17名) |
11月 |
豪州全国姉妹都市協会より両市が文化交流部門最優秀賞を受賞
(平成11年に実施したデボンポート市少年少女合唱団交流事業に対し) |
2001年(H13) |
7~8月 |
本市中・高生国際交流派遣(高校生・引率含む17名) |
2002年(H14) |
7~8月 |
本市中・高生国際交流派遣(高校生・引率含む12名) |
2004年(H16) |
2月 |
姉妹都市締結8周年記念ポスター交換 |
2005年(H17) |
5月 |
デボンポート市訪問団来水(ピーター・ホリスター市長含む10名)

デボンポート市訪問団との交流:大川地区にて |
2006年(H18) |
2月 |
デボンポート市において、水俣との姉妹都市交流10周年を記念して桜の植樹を行う |
2007年(H19) |
2月 |
水俣市において、姉妹都市交流10周年を記念してオーストラリアの木の植樹と、タイムカプセルの埋設を行う |
3月 |
宮本市長以下30名の訪問団をデボンポート市に派遣 |
2008年(H20) |
4月 |
デボンポート市訪問団(13人)の受け入れを実施 |
2009年(H21) |
6月 |
水俣の子どもたちの七夕飾りをデボンポート市へ送る |
2010年(H22) |
11月 |
デボンポート市訪問団(4人)の受け入れを実施 |
2011年(H23) |
11月 |
デボンポート市で開催される(12月31日)「Lanturn
Dreams Festival」に水俣市長をはじめ水俣市民のメッセージを送る |
2011年(H23) |
12月 |
デボンポート市で「Lanturn
Dreams Festival」が開催された。(31日)

水俣市長のメッセージの前にて |
2012年(H24) |
9月 |
同年11月にデボンポート市で開催されるオーストラリアの姉妹都市会議の晩餐会時に披露するため、水俣市内の小中学生が描いた絵を送る(計353枚)
・小学校(一小217枚、二小2枚、水東小10枚、葛渡小50枚)
・中学校(一中6枚、二中68枚) |
2013年(H25) |
3月 |
デボンポート市へ中学生4名を含む7名が訪問(23~30日) |
2014年
(H26) |
9月 |
「馬」をテーマにした絵画等作品交流
両市の小学生が「馬」をテーマにした絵画や書道作品を創作し、お互いの作品を交換、展示を行った。
・水俣市から80点(4校)の作品
・デボンポート市から42点の作品
交換した作品は、両市の市役所等で展示
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2016年(H28) |
2月 |
2007(H19)年2月に埋設したタイムカプセルの開封式を行った。 
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2016年(H28) |
4月 |
姉妹都市締結20周年を記念して、デボンポート市訪問団来水(マーティン市長を含め8名)
親水護岸にて
茶道体験
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2017年(H29) |
3月 |
水俣市訪問団がデボンポート市を訪問(西田市長、福田議長以下22名) 姉妹都市締結20周年記念調印式で、両市長が今後更なる交流を約束する誓約書にサイン。 20年にわたる友好の証として2016年に植樹された桜の木の前で行われた除幕式(写真右)
 20周年記念調印式会場にて 20周年記念プレート除幕式
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2018年(H30)
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4月 |
デボンポート高校(生徒24名、先生6名)が水俣高校を訪問  湯の児島にて レクレーション(音楽部と書道部による) |
2018~2019年 (H30~R1) | | 鯉のぼりプロジェクト 市内児童とデボンポート市一人一人が作成した鯉のぼりにメッセージタグを添えて交換した。 ・水俣市から(H30)154点(R1)141点の作品 ・デボンポート市(H30)143点の作品 2市の作品を市制施行70周年記念講演と併せて展示した。 
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