水俣市は、平成21年に環境省「21世紀環境共生住宅のモデル整備による建設促進事業」の20のモデル地域の自治体の一つに選定されました。地域の気候風土や特色をいかしたエコハウスを建築し、普及に取り組んできました。
水俣エコハウスは、建築材料の生産時から建築時までエネルギーをあまり使わずに施工しています。設計・建築段階から廃棄に至るまで、あらゆる面で環境に配慮した住宅です。
地元にたくさんある土や木など、自然にあるものを原料とした建築材料を使って、地元の職人が伝統構法を取り入れて建築しました。地域の仕事量が増えることにより、地域の活性化につながるとともに、地元の職人の技を後の世代に伝えることで、未来に建築伝統構法を伝えていくことができます。
自然に対して「何も足さない、何も引かない」の精神を基本として、必要以上の性能は追求しません。夏は深い庇と風通しの良さで涼しく、冬は山で余っている間伐材などを薪ストーブで燃やして暖をとります。
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