水俣環境アカデミア産学官民連携事業「木育ワークショップ」【4月17日】
令和8年4月17日(金曜日)、水俣環境アカデミアにおいて、産学官民連携事業「木育ワークショップ」を開催しました。
この事業は、地域木材をテーマに産学官民が連携し、熊本県立水俣高等学校の研究活動を支援し、森林保全など持続可能な地域づくりについて学ぶ機会を提供すると共に、専門家の指導による生徒の木材加工技術向上と地域貢献活動を行うことを目的としています。
この日は、水俣高校電気建築システム科建築コース3年生6人が参加しました。
講義「水俣の森林の現状と課題」
前半の講義では、合同会社Wood one 森林施業プランナー 緒方幹雄さんに「水俣の森林の現状と課題」をテーマに講義を行っていただきました。

講義は「森林や林業、木材が日常生活にどのようにかかわっているか」「林業の仕事の流れ」「さまざまな課題」「森林の役割」などについて、動画やわかりやすい解説を交えながら行われました。
「1年~25年生の木が少ないのはなぜだと思いますか?」「1本の木はいくらで売れると思いますか?」など、生徒たちに問いかける緒方さん。

また、木は二酸化炭素を吸収し酸素を出す働きをすることから、「脱炭素」の視点において、森林は大きな役割を果たし貢献しているということも話されました。また、最近、大きなニュースになっている世界情勢、その影響を大きく受けているガソリンなどの燃料のことにふれながら、「今の燃料だけに頼っていいのか、考えを変えていかないといけない時代にきているのではないでしょうか」と生徒たちに語りかけました。

そして最後に、「なぜ荒れた山が戻らないのか、なぜ日本の木は使われないのかなど、各自で持ち帰って考えてみてください。そして、これからの体験のなかで皆さんが学んだことを小中学生に伝えていってほしいです。そして、皆さんから話を聴いた小中学生が家に帰って家族に伝えると、山のことを考えてもらえる機会にもなります。そのような『意識』を高めていってほしい。それが林業者としての願いのひとつです。」
と、講義を終えました。
質疑応答では、
「林業の仕事で一番つらいことはなんですか」
「伐採された木を運搬する時、なぜ、4メートルに切るのですか」
「日本の中で最も木を切っている都道府県はどこですか」
など、生徒たちから活発に質問があがっていました。

デザインワークショップ
この事業では毎年、木製品のデザイン・製作ワークショップなどを行っており、製作した作品は、公共施設等に設置し活用いただいています。
今年度は、生徒会と連携した庭製作(学校ベンチ製作)が大きなテーマとなっています。
後半のデザインワークショップでは、そのベンチの製作などについて、水俣地区建具組合(ものづくりマイスター:古田建具店様、山本木工所様)の皆さんに助言指導をいただきました。

(↑写真)現段階でのアイディアをそれぞれホワイトボードに描き出す生徒たち

(↑写真)建具組合のものづくりマイスターさんにアドバイスを受けたり、「このような内容のものはできますか」と相談をしたりする生徒たち
今年、水俣高校に、どんな庭が誕生するでしょうか?楽しみですね!

今年度も「Wood Connect Project 2026」がいよいよ始動しました!
Wood Connect Projectの活動については、これからも紹介していきますので、応援をよろしくお願いします。
○Wood Connect Project 2026 連携団体
産) 合同会社Wood one、水俣地区建具組合(緒方建具店、古田建具店、山本木工所)
熊本県建築士会水俣芦北支部青年部
学) 熊本県立水俣高等学校
官) 水俣市(地域振興課水俣環境アカデミア)
県南広域本部芦北地域振興局総務振興課(水俣・芦北地域雇用創造協議会)
民) 木魅会(水俣・芦北地域木材利用促進協議会)