水俣市では、毎月19日を「いきいき健康食育の日」としています。
さて、今月のテーマは「おいしく食べるために 歯の食習慣8020運動」です。
8020(ハチ・マル・ニイ・マル)運動
8020運動は、「80歳になっても自分の歯を20本以上保とう」という運動です。8020運動が開始された平成元年当時、「8020」を達成している75歳以上の後期高齢者は10人に1人にも満たない状況でしたが、その後達成者の割合は年々増加し、最新の全国調査(平成28年歯科疾患実態調査)では、75~84歳の51%が達成していることが示され、今後も増加することが予測されています。
規則正しい食習慣はむし歯になりにくい!
食事をすると、(1)食べ物や飲み物を栄養にして、むし歯菌が歯の表面に酸を作ります。(2)酸が歯の表面のミネラル成分を溶かし、やがて歯に穴をあけます。(3)唾液の働きで歯の表面が中性に戻り、溶け出した成分が歯を修復します。口の中では(1)、(2)、(3)が繰り返されます。
食事により、歯は一時的に溶解しますが、時間とともに歯垢のpHは中性となり修復が起こります。だから規則正しい食習慣だと、むし歯になりにくいです。ですが、間食が多い食習慣では、1日のうちで歯の溶解時間が長くなるため修復の時間が少なくなります。間食が多いとそれだけ歯が溶け出す時間も長くなるので、むし歯になりやすいのです。
甘い食べ物の摂り過ぎに注意
砂糖を含む飲食物は全般的に歯によくありませんが、その中でも特にチューイングキャンディーやキャラメルなど歯にくっつきやすく口の中に長くとどまるものをだらだらと食べないようにしましょう。砂糖の摂取量の増加だけでなく摂取回数の増加がむし歯の発症を増加させます。
炭酸飲料のような酸度が高いものは、強い酸によって歯のエナメル質が溶けやすくなるため、砂糖と同様に摂り過ぎには注意が必要です。
噛む習慣をつくろう!
よく噛むと、いいことがたくさんあります。しっかり噛んで食べる習慣は大切にしましょう。
・よく噛むことで、噛む力を維持できます。
・よく噛むことで、唾液の分泌を促すことができます。
・唾液が分泌されると唾液によって歯の修復が行われるため、歯が汚れにくくなります。
・むし歯や歯周病になりづらく、歯を維持することで、よく噛むというサイクルが生まれます。
食事の中に取り入れられるポイントとして、食材を大きめに切る、歯応えを残す、食材の組み合わせを工夫するなどが挙げられます。
本市の学校給食でも、歯と口の健康を守るメニューを実施しており、いかやごぼう、茎わかめ、焼きししゃも、アーモンド、切干大根など噛み応えのある食品を使用しています。いつもより大きめに野菜をカットしたごろごろカレーもかみかみメニューのひとつです。
食べるときの姿勢を正したり(床に両足の足底をつける)、急いで食べない(せかさない)、十分楽しんで食べるなど、自分の食習慣を見直してみるのもよいかと思います。
おいしく食べるために 定期的な歯科健診も
いつまでもおいしいものを食べ続けるための元気な歯は、日々のお手入れから。20本以上の歯があれば、食品の咀嚼が容易であるとされており、食生活にほぼ満足することができると言われています。充実した食生活を送り続けるために、すべてのライフステージで健康な歯を保つことが大切です。ぜひ「8020」を目指してください。
参考資料
・8020運動とは 厚生労働省
(外部リンク)
・甘味(砂糖)の適正摂取方法 厚生労働省
(外部リンク)
・歯から食育 日本歯科医師会
(外部リンク)
おわりに
今月の「いきいき健康食育の日」のテーマは、「おいしく食べるために 歯の食習慣8020運動」でした。
「食事についてもっと知りたい」などご質問・ご相談がある場合には、いきいき健康課(電話63-3202)までお問い合わせください。

水俣市食育PRキャラクター「ちっさん」