水俣市では、毎月19日を「いきいき健康食育の日」としています。
さて、今月のテーマは「全国糖尿病週間」です。
11/9(日曜日)~11/15(土曜日)まで
糖尿病は遺伝的な影響に加えて生活習慣などの環境的な影響が原因となって発症する生活習慣病のひとつで、脳卒中や心臓病など、命にかかわる合併症を引き起こすこともあります。毎年、世界糖尿病デーである11月14日を含む1週間は「全国糖尿病週間」です。
本市の健診結果からみる糖尿病
令和3年度のデータでは、市町村国民健康保険と被用者保険、後期高齢者保険のすべてを含んだHbA1c8%以上の割合は、県内で8位と上位に位置しています。また、市町村国民健康保険の人工透析件数は県内4位で、新規透析患者の疾患をみると、60%は糖尿病性腎症である状況です。糖尿病性腎症は糖尿病の三大合併症のひとつで、発症年数には個人差もありますが、糖尿病性腎症の他に、神経障害(壊疽)や、網膜症(失明)があります。糖尿病は重症化を防ぐために、医療機関等による治療が必要ですが、治療の基本は食事療法と運動療法です。たとえ、飲み薬やインスリンを使用している人でも、食事療法は必ず実行する必要があります。
食事療法の基本
「これを食べれば糖尿病によい」「これを食べたら糖尿病によくないから食べてはいけない」という食品はありません。食事療法の基本は、下記のとおりです。
・適正なエネルギー量の食事(標準体重の算出及びそれに基づいた適正なエネルギー量の指示)
・三大栄養素(たんぱく質、糖質、脂質)の適正配分➡食品交換表の利用
・ビタミン、電解質の適正摂取
・規則正しい食事時間
・上記を生涯にわたり続けること
実行し継続することはなかなか難しいものですが、適切な食事療法を知り、自分に合った食生活を定期的に見直しましょう。
参考資料
・政府広報オンライン 内閣府
(外部リンク)
おわりに
今月の「いきいき健康食育の日」のテーマは、「全国糖尿病週間」でした。
「食事についてもっと知りたい」などご質問・ご相談がある場合には、いきいき健康課(電話63-3202)までお問い合わせください。

水俣市食育PRキャラクター「ちっさん」