水俣市では、毎月19日を「いきいき健康食育の日」としています。
さて、今月のテーマは「夏バテでくずれがちな朝ごはん、生活リズムについて」です。
夏バテ
夏は、気温や湿度などの高さが原因で体力が消耗し、様々な不調が起こります。高温多湿の環境では食欲も落ちてしまいますが、一日のはじまりの食事を少量でも工夫し摂るようにすることで、生活リズムを崩さないようにしましょう。朝食を抜くと、なんとなくイライラしたり、集中力がでなくて勉強や仕事がはかどらないことはありませんか?これは、脳のエネルギーが不足していることが原因です。脳の活動エネルギーは主にブドウ糖の働きによるものですが、空腹な状態では朝の脳はエネルギー欠乏状態。朝にしっかりごはんを食べないと、脳のエネルギーが不足し集中力や記憶力も低下してしまいます。
朝ごはんに何を食べますか?
朝ごはんは、毎日しっかり食べる人、基本的に食べない人、時間がなく食べられない人、起きた時の気分によって変わる人など様々だと思います。そこで、今回はいくつか朝ごはんを提案します。ご自身の生活スタイルに合わせて、取り組んでみましょう。
- 炊き立てご飯に納豆をのせて、野菜たっぷりのサラダにベーコン、卵料理と牛乳。➡朝からお昼にかけて一番働けるよう朝ごはんをしっかり食べる。
- ロールパンにカット野菜と茹でたソーセージを挟み、ホットドックにして食べる。➡カット野菜を使えば、ソーセージを茹でるだけなので簡単にできます。
- 温かいスープ。➡海藻類やきのこ類をたっぷり入れることで、しっかり噛むため満足感が得られやすくなります。長ねぎやしょうがを加えると、香りがよくなるので、食欲や代謝もアップしそうですね。
- 朝食を欠かさないために毎日決まったメニューにしてみよう!ヨーグルトにバナナ、トーストに茹で卵、チーズ。➡ほぼできているもので調理不要なので、時間のない朝でも簡単にできます。
- インスタントの汁物に、前日の夕食の残りを1品つける。フライパンに冷凍野菜をソテーして卵を落とせば目玉焼きができます。➡前日の残りは冷蔵庫で保存しましょう。お湯を沸かしたり、温め直すだけですが、満足度の高い朝食が揃います。
- フレイル予防のためには、朝食にたんぱく質を必ず取り入れましょう。
- 朝起きて空腹を感じないとき、無理せず豆乳やトマトジュースなどはいかがでしょうか。
- 小さいお子様がいらっしゃるご家庭は、シリアルやグラノーラに牛乳をかけるだけでも朝ごはんです。➡お子様自身ができることでもあるので、自分で用意する習慣づけにもよいです。
- 通勤途中おにぎりを買って食べるのもよいですね。
自分のからだや生活スタイルに合ったものを無理なく食べるということが、自分自身にとっての最強の朝ごはんになります。
よい生活リズムを身につけよう
私たちの体内時計は24時間よりも長いため、ズレを調整する必要があります。朝起きて、光を浴び朝食を食べることで、1日の生活リズムが整います。おなかが空いているとイライラすることもあります。からだとこころの健康のためにも、よい生活リズムを身につけることが大切です。
参考資料
・農林水産省 よい生活リズムと生活習慣を身につけよう
(外部リンク)
・文部科学省 生活リズムの確立と朝食
(外部リンク)
おわりに
今月の「いきいき健康食育の日」のテーマは、「夏バテでくずれがちな朝ごはん、生活リズムについて」でした。
「食事についてもっと知りたい」などご質問・ご相談がある場合には、いきいき健康課(電話63-3202)までお問い合わせください。

水俣市食育PRキャラクター「ちっさん」