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令和7年度水俣環境アカデミア産学官連携事業「木育ワークショップ」を開催しました

最終更新日:

 

 水俣環境アカデミア産学官連携事業「木育ワークショップ」【4月11日】


 

  令和7年4月11日(金曜日)、水俣環境アカデミアにおいて、産学官連携事業「木育ワークショップ」を開催しました。

 この事業は、地域木材をテーマに産学官が連携し、熊本県立水俣高等学校の研究活動を支援し、森林保全など持続可能な地域づくりについて学ぶ機会を提供すると共に、専門家の指導による生徒の木材加工技術向上と地域貢献活動を行うことを目的としています。

 この日は、水俣高校電気建築システム科建築コース3年生8人が参加しました。


 

講義「水俣の森林の現状と課題」


 前半の講義では、合同会社Wood one 森林施業プランナー 緒方幹雄さんに「水俣の森林の現状と課題」をテーマに講義を行っていただきました。


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 講義は「森林や林業、木材が日常生活にどのようにかかわっているか」「林業の仕事の流れ」「獣害の深刻な状況」「森林の役割」などについて、動画やわかりやすい解説を交えながら行われました。


「木1本を50年間育てるのにかかる費用はどのくらいだと思いますか?」「そしてその木はいくらで売れると思いますか?」など、生徒たちに問いかける緒方さん。


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 また、木はCO2を吸収する働きをすることから、「カーボンニュートラル」の視点において、林業は大きな役割を果たし貢献しているということも話されました。

 そして、「先輩たちも『SDGsみらい甲子園』で賞をもらったので、皆さんもSDGsのことも考え、GOAL15「陸の豊かさも守ろう」と関わって勉強していってください」とエールを送りました。


 最後に緒方さんは、最近、多発して大きなニュースになっている山火事のことにもふれながら、

「なぜ森林の手入れがされなくなっていったのでしょうか」

「国産材をもっと利用していくためにはなにが必要でしょうか」

「熊本県はじめ林業や農作物に多大な被害をもたらす獣害(シカ・イノシシ)の問題について、どのように解決していけばいいでしょうか」

と、考えてほしい3つの課題を生徒たちに提示し、講義を終えました。


 質疑応答では、

 「二酸化炭素の吸収量が一番多い木は」

 「植えて1年目の苗木は雑草より低いが、草刈りをするコツは」

 「食害に遭った木はどのようにして処分するのでしょうか」

など、生徒たちから活発な質問があがっていました。


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デザインワークショップ


 後半のデザインワークショップでは、水俣環境アカデミアが夏に開催を予定している「SDGs未来都市フェスタ」での小中学生向けワークショップブースでの製作物のアイデア出しなどについて、水俣地区建具組合(熊本県ものづくりマイスター:緒方建具店様、古田建具店様、山本木工所様)の皆さんに助言指導をいただきました。


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 この事業では毎年、木製品のデザイン・製作ワークショップなどを行っており、製作した作品は、公共施設等に設置し活用いただいています。

 今年度は、水俣市第19区寄ろ会様から依頼があっている「改修工事を行う塩釜神社の建具部分」の製作、塩釜神社復興プロジェクトが大きなテーマとなっています。



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今年度も「Wood Connect Project 2025」がいよいよ始動しました!

Wood Connect Projectの活動については、これからも紹介していきますので、応援をよろしくお願いします。




○連携団体

  産)合同会社Wood one、水俣地区建具組合、熊本県建築士会水俣芦北支部青年部         

  学)熊本県立水俣高等学校

  官)水俣市

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