令和6年度 高大連携未来塾(慶應義塾大学×水俣高校)を実施しました
地域内外の連携により、地域の未来を担う人材を育成することを目的とし、水俣市と連携・協力に関する協定を締結している慶應義塾大学と水俣高校による「高大連携未来塾」を開催しました。
令和6年度も慶應義塾大学環境情報学部の植原教授にご指導いただき、5回のワークショップが行われました。また、ワークショップを通じて、慶應義塾大学やアジア地域の大学生との交流も行われました。昨年度から現地やオンラインで何度も打合せや準備を重ね、植原教授が開発したシステムを使い、水俣の水を水質によって色に変換し、「SDGsデジタルアート」として表現しました。8月の「SDGs未来都市フェスタ」にブースを出展し、参加してくれた子どもから大人まで幅広い世代へSDGsの啓発にも大きく貢献しました。
フェスタ出展の後は、来年夏の「慶応大学とアジア地域大学の水俣フィールドワーク」や「SDGs未来都市フェスタ」で参加者みんなが楽しくSDGsを学べるような企画にしようと動き出しています。
今年度の実施内容は次のとおりです。
第1回(慶応大学とアジア地域大学の水俣フィールドワークも兼ねて実施)
日時:令和6年8月6日(火曜日) 13時30分~16時
実施場所:水俣高校2階視聴覚室
参加人数:25人(水高生12人、慶応大及びアジア地域の大学生13人)
内容:「SDGs未来都市フェスタ」でのリハーサルを兼ね、水高生と大学生がそれぞれ持参した、水俣の水の水質(pH、温度、電気伝導率)を測
り、水質を色に変換、デジタルアートとして表しました。大学生と高校生が3つのグループに分かれ、交流は英語で行われました。グループご
とに作り上げた作品の発表の際は、大きな歓声が上がっていました。


第2回(SDGs未来都市フェスタにブース出展)
日時:令和6年8月24日(土曜日)9時~16時
実施場所:水俣環境アカデミア
参加人数:13人(水高生13人)
内容:「SDGs未来都市フェスタ」へ慶応大学と水俣高校のコラボ企画によるブース「SDGsデジタルアート」を出展しました。高校生は参加して
くれた子どもたちと一緒に水質を測り、データを入力。出来上がった作品を見て子どもたちは喜んでいました。


第3回
日時:令和6年11月12日(火曜日)16時30分~18時
実施場所:水俣高校2階視聴覚室
参加人数:21人(水高生11人、慶応大生10人)
内容:来年度の取組へのキックオフ。来年夏の「慶応大学とアジア地域大学の水俣フィールドワーク」での交流事業や「SDGs未来都市フェスタ」へ
のブース出展へ向け、大学生からのアイディアが発表されました。
第4回
日時:令和7年1月14日(火曜日)16時30分~18時
実施場所:水俣高校2階視聴覚室
参加人数:17人(水高生7人、慶応大生10人)
内容:来年度の取組について高校生がアイディアを発表しました。その後、前回発表した大学生と高校生のアイディアを踏まえ、どのようにしたら子ど
もから大人まで幅広い世代の参加者が楽しくSDGsを学ぶことができるか、グループで話し合いました。


第5回(慶応大学の水俣フィールドワークも兼ねて実施)
日時:令和7年2月27日(木曜日) 15時~17時
実施場所:水俣高校視聴覚室
参加人数:11人(水高生9人、慶応大生2人)
内容:11月、1月のワークショップを踏まえ、高校生が3つのグループに分かれ、どのようなゲームを作るか、アイディア出しが行われました。大学生
も各グループの話し合いにメンターとして参加しました。今回は話し合いに生成AIも使われ、各グループのアイディアを生成AIに入力すると、
生成AIがみんなの意見を活かしたアイディアを提案。生成AIが提案したアイディアを更に良いものとするために、参加者は話し合いを重ねまし
た。

