台湾の半導体メーカーであるTSMCの熊本進出に伴い、半導体関連人材育成は喫緊の課題です。

　水俣市では、半導体関連分野で活躍できるプログラミング人材育成を支援していくため、総務省の「地域活性化起業人」※の制度を活用し、令和６年５月１日付けで株式会社アソウ・アルファ東京支店と「水俣市地域活性化起業人派遣に関する協定」を締結しました。

※　地域活性化起業人制度

地方公共団体が、三大都市圏に所在する民間企業等の社員を一定期間受け入れ、そのノウハウや知見を活かしながら地域独自の魅力や価値の向上等につながる業務に従事してもらい、地域活性化を図る取組に対し特別交付税を措置する制度

企業のノウハウを活かしてプログラミング人材育成を推進します

　株式会社アソウ・アルファは、ものづくり体験を通して未来の理系人材を育成する「理系人材育成支援プログラム」に取り組んでおり、小中学生向けのプログラミング教室を展開するなど、プログラミング教育についてのノウハウを有している企業です。

　この協定締結によって、同社からプログラミング教育に関する専門家を派遣していただくことになりました。

派遣職員・松尾将喜さんに委嘱状交付（令和６年５月１３日）

　令和６年５月１３日、派遣職員の松尾将喜さん（株式会社アソウ・アルファ東京支店　プロジェクトリーダー）に、髙岡市長から委嘱状が交付されました。

写真左から　髙岡市長、地域活性化起業人　松尾将喜氏、株式会社アソウ・アルファ取締役　小川直樹氏

　「子どもたちが楽しめる新しい体験を発案したい」と話していた松尾さん。

　これから、ステップアップを目的としたプログラミング体験教室の企画・実施や、市内小中学校のニーズに応じたプログラミング教育のサポート体制づくりや出前講座、水俣高校での半導体に関する教育活動のサポートなど、小中高で切れ目のない学びの場の提供について活躍していただきます。