令和4年10月22日にベトナムの日越大学と交流に関する連携協定を締結したことを記念し、「人材育成」をテーマに、水俣環境アカデミアシンポジウム「SDGsの達成に向けた人材育成~地方都市・水俣から人材育成を考える~」を水俣環境アカデミアにて開催しました。
新型コロナウイルス感染対策として、現地参加に加え、オンラインによる開催も併せて実施しました。当日は、現地24人、オンライン15人の方々にご参加いただきました。
まず、基調講演では、「日越大学の人材養成とSDGs」と題して、日越大学学長 古田 元夫様に御講演いただきました。日越大学の概要、本市と連携協定を結ぶ意義など、御講演いただきました。
基調講演者 古田 元夫様(日越大学学長・東京大学名誉教授)
さらに、基調講演後には、「SDGsの達成に向けた人材育成~地方都市・水俣から人材育成を考える~」と題して、パネルディスカッションを行いました。
コーディネーターは、熊本県立大学名誉教授で熊本県環境センター館長 篠原亮太様に務めていただき、基調講演をいただきました古田学長、水俣環境アカデミア所長 古賀 実もコメンテーターとして参加しました。
はじめに、水俣市長 髙岡 利治が「SDGs未来都市水俣 人材育成への取組」について発表しました。続いて、慶應義塾大学 環境情報学部 植原 啓介教授が「慶應義塾大学と水俣市との連携協定に基づく人材育成の取組」について、熊本県立水俣高等学校 菅 浩校長が「水俣高校 活動紹介 水俣と世界を『いのち』でつなぐMOYAISTの育成」について、そして、九州地方ESD活動支援センター 澤 克彦様「SDGsを活用した人材育成」について、事例発表を行っていただきました。水俣高校の発表時には、今年度実際に日越大学生と交流をしている2人の高校生も登壇し、事業の紹介や交流を通じて学んだことを発表しました。
パネルディスカッションの様子
コーディネーター:篠原 亮太様(熊本県環境センター館長)
コメンテーター:古田 元夫様(日越大学学長・東京大学名誉教授)
古賀 実(水俣環境アカデミア所長)
パネリスト:髙岡 利治(水俣市長)
植原 啓介様(慶應義塾大学環境情報学部教授)
菅 浩様(熊本県立水俣高等学校長)
澤 克彦様(九州地方ESD活動支援センターコーディネーター)
参加者からは、
・「ベトナムにおけるサスティナブル教育の現状について、貴重なお話を聞くことができた。」
・「ベトナムにおける高等教育充実に日本が国として貢献する取り組みの中で、水俣の高校生や市民との交流が役立っていることを誇らしく思う」
・「違う立場の方からのお話を聞くことができた。その中で共通の目標があることはすばらしい。」
などの感想が聞かれました。