コロナ禍ということもありますが、年末年始は「いつもと違った過ごし方」をする時期になります。この時期に体重が増えてしまう方も少なくありません。クリスマスが終わるとあっという間にお正月モード!コロナも少し落ち着いている今、家族など少人数での集まりもあるかも・・・?
そして、野菜料理はいつもより少なくなっていませんか?和え物や、酢の物など、野菜や海藻類、きのこ類を使った料理を組み合わせて、栄養バランスにも気を配りましょう!
寒い時期の鍋物は、体も温まり、野菜やきのこ類をたくさん食べるのにはうれしい料理ですが、市販の鍋つゆを利用して、〆にごはんを入れて雑炊にしたり、麺類を入れて食べてしまうと、さらに塩分は多くなります。(市販の鍋つゆの場合、種類によって差はありますが、取ってしまう塩分は一人分4g以上といわれています。)※ちなみに「日本人の食事摂取基準(2020年版)」による一日の塩分摂取目標量は男性7.5g、女性6.5g、高血圧及び慢性腎臓病(CKD)の重症化予防には6.0g未満となっています。
さらに寒い時期は、家の中にいても体を動かすのがおっくうになりがち。掃除をしっかりしてみる、歩いて買い物に出かけるなど、無理をしない範囲で、少しずつ体を動かすことを意識して、運動量を確保しましょう。
食事や生活のリズムはなるべく乱れないようにしましょう!
お休みが続くと、夜更かしや朝寝坊により早寝、早起きの生活リズムがくずれ、1日3食の食事のリズムも乱れてしまいます。お歳暮などのいただき物もあり、家の中には季節のおいしい果物やお菓子類がたくさん!ついつい手をのばして、一日中だらだらと食べてしまうかも。
朝食・昼食・夕食の3食のリズムを大事にして、間食はなるべく控えましょう。目に見えると食べたくなります。食べるものは見えないところにおきましょう。
お正月といえば“お餅”!!
お餅は、最近では1年中手に入りますが、日持ちがして、焼いたり、電子レンジにかけたりと手軽に料理できる食材としてよく購入されています。
自宅で餅つきをすると、それぞれのご家庭でいろいろな大きさのお餅がありますが、市販の切り餅2切れ(100g)がごはん1杯(150g)に相当します。ごはんは控えても、お餅なら2~3個ペロリと食べてしまいます。意外とエネルギーが高いので注意が必要。食べすぎには気を付けてください。
砂糖をたくさん使うぜんざいやきなこ餅より野菜をたっぷり入れてお雑煮にして食べるのがおすすめです。
そして、“お酒”!!!
年末年始は、何かとお酒を飲む機会も増え、ついつい飲みすぎることもあります。
適量を目安に、楽しいお酒を飲みましょう。1日の飲酒の目安は、純アルコール量で20~25g程度です。
<酒類別、適量の目安> |
お酒の種類 |
ビール |
日本酒 |
焼酎 |
ウイスキー |
ワイン |
目安量 |
中ビン1本 |
1合 |
0.5合 |
ダブル1杯 |
2杯 |
重量 |
500ml |
180ml |
90ml |
60ml |
240ml |
お元気に新年をお迎えください。
今回のいきいき健康食育の日では、年末年始の食生活についてお話しました。あなたの健康は、あなたの毎日の食生活が支えています。健康な生活を続けるために、今一度「あなたの食」を見直しましょう。
来年もあなたにとって、良い年になりますように!
水俣市の食育PRキャラクター 「ちっさん」です。
来年も健康に気を付けて、元気に過ごしましょう!
