令和3年9月4日(土曜日)、水俣環境アカデミア市民公開講座「自動車産業から見た地球環境への対応」を開催しました。
講師は、UTモビリティサービス株式会社モビリティサービス事業部企画推進室室長の江島正明先生で、会場とオンライン合わせて約50名の市民の皆様に参加していただきました。
講義では、自動車産業の成り立ちや、カーボンニュートラルに向けての環境に配慮した取り組み、自家用車に頼らない移動を可能にする最新の技術を活用した「MaaS」について紹介していただきました。

講義風景

講師の江島先生
講義後、屋外に移動し、水素で走る車「MIRAI」を実際に見学しました。

見学風景
質疑応答では、「MaaS事業を進める上で、スマホ一つで完結するとあったが、特に移動が困難な高齢者に対するサポート体制が考えられているか?」等、たくさんの質問が寄せられ、参加者の関心の高さがうかがえました。
講座終了後、水俣高校に移動し、高校からオンラインで講座に参加していた水俣高校生にも実際にMIRAIを見学してもらいました。

水俣高校での見学風景
参加者からは、
・MIRAIを見学できてよかった。
・カーボンニュートラルの話をわかりやすく聞けて良かった。
・水素エンジンの普及はもっと未来のことかと思っていたが、水素スタンドも日本中に広がっており、費用も今までのガソリンと変わらないということに驚いた。
・電気自動車はエコだと思っていたけど、燃料となる電気を発電する方法によっては、二酸化炭素の排出が多いことがわかった。
エコであるといわれていても、実際は違うかもしれないことがわかったので、周りの意見を信じるだけでなく、考えることをやめないようにしたい。
といった感想が寄せられました。