令和2年11月28日、水俣環境アカデミアジュニアサイエンスセミナーを開催しました。
この事業は、大学の教員や研究者等が講師となり、SDGs未来都市水俣の将来を担う小中学生に対し、各学校で行う環境学習よりさらに専門的な実験・実習を通して、知見を広めることにより、自ら考え自ら学ぶことのできる人材育成を図ることを目的とするものです。
本年度は、新型コロナウイルス感染予防のため、例年より規模を縮小して行い、市内の小中学生21名が参加しました。
また、今回初めての取組として、水俣高校生6名にボランティアスタッフとして参加してもらい、実験の助手や子どもたちのサポートなどを行ってもらいました。

開講式

髙岡市長あいさつ

ボランティアスタッフとして参加してくれた水俣高校生の皆様

開講式の後、5つのスクールにわかれて、実験・実習を行い、その結果を発表しました。

熊本大学の橋新剛准教授による「透明なガスを見てみよう」

熊本県立大学の田中昭雄教授による「冬を暖かくする壁材を探そう」

熊本大学の鳥居修一教授による「温度計を作ってみよう」

国立水俣病総合研究センター研究員の丸本倍美先生による「リアルはたらく細胞を見てみよう」

株式会社アグリライト研究所代表取締役の園山芳充先生による「植物をはかってみよう」

発表会

参加した小中学生からは、
・キッチンなどでのガスの使い方に活かしたい。（橋新スクール）
・パソコンの入力作業が面白かった。（田中スクール）
・色々なものの電圧を測っただけで、その物の温度が分かるのが面白かった。(鳥居スクール)
・赤血球以外の細胞を見つけることが難しかった。（丸本スクール）
・生活の中で、酸度や糖度を思い出したり、どのようにして苦みを味わうのかというときに活かしたい。（アグリライトスクール）
・学校の勉強や生活に活かしていこうと思う。
・普通の理科ではできないことができた。
・（今日、習ったことを）学校のみんなに教えたい。
などの感想が寄せられました。