毎月19日は「いきいき健康食育の日」!(令和2年4月)
春は始まりの季節、熱中症予防も始めましょう。
暖かい日が増えてきました。今月は熱中症予防についてお伝えします。
熱中症になる要因ってなんだろう?
「熱中症は暑い日になりやすい」という、イメージは有名ですが、具体的にはどのような要因があるのでしょう?
熱中症を引き起こす要因は、(1)環境、(2)からだ、(3)行動の3つがあります!
(1)環境(気温が高い、湿度が高い、締め切った屋内等)、(2)からだ(高齢者・乳幼児・肥満の方、脱水状態、二日酔い、低栄養等)、(3)行動(激しい運動、外での作業、水分補給でできない状況等)の3つの要因により、からだの体温調節の働きのバランスがくずれ、熱中症を引き起こしてしまいます。
以上の3つの要因を防ぐことが重要です!
熱中症を防ぐには?
今回は熱中症予防の中でも、(2)からだの要因とその予防についてお伝えします。
なぜ、高齢者や乳幼児、肥満の方は熱中症のリスクが高いのでしょう?何が違うのでしょうか?
それは、からだの水分量が違うのです!!
一般的な成人男性の場合、からだの水分量は体重の約60%です。高齢者は約50%、乳幼児は約70%と言われています。
からだの水分を5%失うと脱水症状などがあらわれ、10%失うと筋肉のけいれん、循環不全などが起こり、20%を失うと死に至ります。
高齢者はからだの水分量が少なく、また脱水症状になったことに気づきにくい特徴があります。
乳幼児はからだの水分量はとっても多いのですが、この水分は汗や排泄物などでからだの外に出やすい水分なのです。
そのため、「熱中症かしら?」と自覚する前に、こまめに水分をとることが重要です!
こまめな水分摂取をしましょう
おとなの場合、1日の排泄物で1.5リットルの水分が外に出ているため、1日に1.5リットル以上の水分をとることで、脱水を防ぎます。
「のどが渇いた!」と思う時には、すでに脱水が始まっているのです。
- ぜひ、以下のポイントを参考に、こまめな水分摂取を実践してみましょう。
(こまめな水分摂取のポイント)
・食事の時にお茶や水を飲む
・10時、15時など時間を決めてお茶を飲む(おやつはほどほどに)
・特に水分が不足しがちな「朝起きた時」「お風呂の後」にお茶を飲む
今回の「いきいき健康食育の日」は、食育の話っぽくなかったと思いますが、日々の生活の中で「どうやって水分をとろう?」「どういう食事だと水分がとれるだろう?」など、考えていただくことが、食事を考えるきっかけになればと思います。