国連工業開発機関(UNIDO)水俣視察視察プログラム【2月18日~21日】
令和2年2月18日~21日、国連工業開発機関(UNIDO)水俣視察プログラムが実施されました。
本事業は、日本から途上国に向けた投資や技術移転の促進を目的として、平成30年度から実施されています。
今年度は、平成30年度の水俣視察プログラムに参加した国の中から対象国を1か国に絞って実施し、インドネシア共和国から担当省庁の行政官及び民間企業担当者9名を招へいしました。
1日目は、水俣市役所での水俣市長表敬後、国立水俣病総合研究センター、水俣市立水俣病資料館を見学した後、親水護岸を散策しました。
2日目は、水俣環境アカデミアにおいて、髙岡利治水俣市長が、「水俣市による環境ビジネス推進の取組み」と題し、水俣市の産業界について、ビジネスプレゼンテーションを行いました。
その後、みなまたエコタウンを訪問し、わくワークみなまた(使用済ペットボトルリサイクル)、株式会社田中商店(びんのリユース・リサイクル)を見学しました。さらに、水俣市東部の山間部に位置する寒川地区へ移動し、小水力発電所を見学しました。

髙岡利治水俣市長によるビジネスプレゼンテーション

わくワークみなまたを見学

株式会社田中商店を見学

寒川地区小水力発電所のある寒川水源を見学
3日目は、再びみなまたエコタウンを訪問し、株式会社アール・ビー・エス(浄化槽汚泥等を原料とした肥料製造)を見学しました。
その後、JNC株式会社の水俣製造所、水力発電所遺構及び水力発電所を視察しました。

株式会社アール・ビー・エスを見学

JNC株式会社水俣製造所を見学

JNC株式会社の水力発電所遺構を見学

JNC株式会社の水力発電所を見学
4日目は、水俣環境アカデミアにおいて、水俣市における環境関連ビジネスの情報発信及びビジネスマッチングを目的とした意見交換会を実施しました。
意見交換会では、インドネシア関係者による環境技術ニーズの説明、環境省、UNIDO東京投資・技術移転促進事務所、JETRO熊本、JICA九州センターによる技術移転等の制度説明が行われた後、参加者と水俣市企業関係者との活発な意見交換が行われました。

古賀実水俣環境アカデミア所長の挨拶

インドネシア環境林業省の発表

意見交換会

集合写真