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水俣環境アカデミア市民公開講座「エコダイアリーを活用した暮らしの見える化」【3月3日】

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水俣環境アカデミア市民公開講座「エコダイアリーを活用した暮らしの見える化」【3月3日】

平成30年3月3日、水俣環境アカデミア市民公開講座「エコダイアリーを活用した暮らしの見える化」を開催しました。

講師は、熊本県立大学環境共生学部准教授で、水俣環境アカデミア地域ステークホルダーフォーラム副座長でもある田中昭雄先生で、過去50年間の日本人の暮らしの変遷を、家電製品やエネルギーの使い方の観点から捉えるとともに、環境家計簿である「みなまたエコダイアリー※1」を活用して私たちの生活を見つめ直す方法について考えました。

 

※1「みなまたエコダイアリー」とは:

水俣市では環境への負荷を低減していくために、地域丸ごと環境ISO(市役所、エコショップ、学校版や家庭版など)に取り組んでいます。

2010年から始まった家庭版環境ISOが、環境家計簿「みなまたエコダイアリー」です。

エコダイアリーの呼び名は水俣市のみで、全国的には環境家計簿と呼ばれています。

 

講座では、以下のようなことについて説明がありました。

・水俣市の最新エネルギー消費実態調査結果(温室効果ガス排出量調査)報告

・家庭部門は、石油危機以来、環境・省エネ対策の最重要課題であること

・エコダイアリーが、水俣市の温室効果ガス排出量推定に役立っていること

・エコダイアリーから見た水俣市民の暮らし及びエコダイアリーから分かるエネルギーの使用用途

・水俣市のCO2排出量削減目標(2005年を基準年として、中期目標の2020年までに32.7%削減)は、2015年の段階で約31%削減しており、実現の見込みであること

・1970年以降増加傾向にあった一世帯あたりのエネルギー消費量は、1995年をピークに減少傾向になったものの、エネルギー消費量は減少していても光熱費の支払い料金は上がっていること

 

20180303_エコダイアリー1

 

20180303_エコダイアリー2

 

20180303_エコダイアリー3
講師の田中昭雄先生

 

また、4~5名ずつのグループに分かれてのグループワークでは、「あなたの家のエコダイアリーを読んでみよう」と題して、家族人数が同じの一戸建て3世帯の1年間の電気料金データから、気づいたことを話し合いました。

その後、グループの代表者が、家族によって人数が同じでも環境意識の違い、居住地の違い(都市部と地方、寒冷地と温暖地など)、オール電化かそうでないか、家族構成及び職業別(一家がほとんど勤めに出ているなど)などの違いにより、電気料金が大きく異なることなどを発表しました。

 

20180303_エコダイアリー4

 

20180303_エコダイアリー5


御参加いただいた方からは、エネルギー消費量をグラフ化、データ化することによって分かることがあり、今後、自宅のエネルギーのデータ分析を行い、身の回りで無駄な電力が使用されているとしたら改善していきたいなどといった意見も多く寄せられ、参加者の環境意識をより高めることができました。

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