平成29年度環境省環境調査研修所水俣研修「環境問題史研修」【1月30日~2月1日】
平成30年1月30日~2月1日、水俣環境アカデミア(環境省環境調査研修所水俣サテライト)にて、環境省職員を対象とした環境問題史研修が行われました。
これは、一昨年の3月に、まち・ひと・しごと創生本部が取りまとめた「政府関係機関移転基本方針」により、環境省の環境調査研修所の一部の機能が水俣市に移転することが決定し、昨年2月に水俣環境アカデミアに環境調査研修所水俣研修事業事務局が設置されたことによるもので、今年が2年目の研修になりました。
今回の研修にも、30名を超える環境省の職員の皆様方が参加しました。
水俣病資料館や国立水俣病総合研究センター、ほっとはうす等を見学し、水俣病の教訓について学ぶとともに、ごみ分別ステーションにおいて、市民の皆様がごみを分別回収している様子なども見学しました。

ほっとはうすを見学

ごみ分別ステーションでの様子

慰霊セレモニーの様子

水俣環境アカデミア 古賀所長による講義
さらに、「もやい直しの地域への広がり」として、水俣環境アカデミアにて、ダイビングショップSEA HORSEの森下誠様の講義や、ごみ減量女性連絡会議の沼田悦子様の「現在の水俣市民の活動」の講義を受けました。
最後に元水俣市長の吉井正澄様の講義を受けました。

ダイビングショップSEA HORSE 森下誠様による講義

ごみ減量女性連絡会議 沼田悦子様による講義

元水俣市長 吉井正澄様による講義
研修最後の「まとめあげワークショップ」では、水俣市の新規採用職員も一緒に研修を振り返り、水俣市において今後どのような政策が考えられるか等、グループごとのワークショップ形式で議論し、発表しました。
水俣市と環境省の職員が一緒に水俣市の未来に向けたビジョンを話し合うことができる良い機会となりました。


水俣市の新規採用職員も参加したグループワークの様子


閉講式の様子