水俣環境アカデミア市民公開講座「持続する幸せな地域を創るカギを探ろう」【11月4日】
平成29年11月4日、市民公開講座「持続する幸せな地域を創るカギを探ろう」を開催しました。
講師は、関西大学教授の草郷孝好先生で、地域づくりに係る具体的な事例を紹介しながら、持続可能な地域社会を創るカギを学びました。
2015年に国連は、持続可能な開発目標(SDGs)を採択しました。
これは、私たちの暮らしを善くし、将来世代にわたって維持し、発展していくための道しるべとなるものです。
今回はSDGsの17分野の中から、特に「11.住み続けられるまちづくりを」にスポットをあて、講義では、日本人の幸福感は男性より女性の方が高い傾向にあること、収入が増加しても満足感はあがらないこと、1980年前半以降は「物の豊かさ」より「心の豊かさ」が市民意識に定着してきたことなどの説明がありました。
またブータンの国民総幸福型開発モデルや、愛知県長久手市(東洋経済の「住みよさランキング2017」で全国第3位)の取組みとして、行政主導から市民協同へのまち創りについてなどの説明もありました。


講師の草郷孝好先生

その後、3~4名ずつの8つのグループに分かれ、『未来のみなまた創り』をテーマとして、「3世代先の水俣市民(将来世代)のために、どのようなまちを作っていきたいか」、「水俣で暮らす自分自身で、やれること、やってみたいこと」などディスカッションを行い、水俣高校生などが各グループの代表として発表し、充実した議論が交わされました。
