平成30年度環境省環境調査研修所水俣研修「環境問題史研修」【11月13日~15日、27日~29日】
平成30年11月、平成30年度環境省環境調査研修所水俣研修「環境問題史研修」が行われました。
これは、国の「政府関係機関移転基本方針」により、環境省環境調査研修所の一部機能移転が決定し、平成29年2月に水俣環境アカデミアが「環境調査研修所水俣研修事業事務局(通称:環境調査研修所水俣サテライト)」となったことにより実施されているものです。
環境調査研修所は、日本の環境保全に係わる人材育成の中核的機関として、各種環境保全に関する研修の実施に取り組んでいます。
水俣サテライトにおける研修は今年で3年目となり、今年も水俣環境アカデミアを拠点として行われました。
11月13日~15日の研修では、地方公共団体等において環境行政を担当している職員及び地域再生など関連する業務を担当している職員が、JNC株式会社水俣製造所、水俣病資料館、エコタウンにある田中商店での現地視察などを通じて、地域住民等と連携した環境行政の推進策を学びました。
また、アカデミアでは、水俣市環境課職員による「水俣市の環境への取り組み」のほか、熊本県環境センター館長の篠原亮太様や桜野園の松本和也様などによる講話も行われました。


11月27日~29日の研修では、環境省職員が、水俣病の教訓やもやい直しの地域への広がりなどについて学びました。
水俣病資料館での語り部講話、ほっとはうすでの交流、国立水俣病総合研究センター見学のほか、アカデミアでは元水俣市長の吉井正澄様の講話や水俣ダイビングサービスSEA HORSE代表の森下誠様などの講話が行われました。
研修最終日の「まとめあげワークショップ」では、本市職員も加わり、水俣の未来と地域活性化の方策について共に議論しました。


田邉 仁環境省環境調査研修所次長による開講式の挨拶

髙岡 利治水俣市長による挨拶

吉井 正澄元水俣市長による講話

最終日の「まとめあげワークショップ」の様子