平成30年度水俣環境アカデミアシンポジウム-水俣から発信する持続可能な地域社会づくり-【9月29日】
平成30年9月30日、平成30年度水俣環境アカデミアシンポジウム-水俣から発信する持続可能な地域社会づくり-を開催しました。
今回のシンポジウムは、地域の持続可能な発展を支える人材の育成と先端的な「知」に触れる機会を提供することを目的として開催し、106名の方々に御参加をいただきました。
基調講演は、「自治体などが取り組むSDGs-環境・経済・社会の統合的向上と地域の発展-」と題して、福岡大学名誉教授の浅野直人様に御講演いただきました。
このSDGsという言葉は、国連が提唱するSustainable Development Goalsという言葉の頭文字を取ったものであり、日本語では、「持続可能な開発目標」と言われています。
SDGsは全部で17項目の大きな目標、さらにその下に169の目標が掲げられています。
今回の基調講演では、持続可能な地域社会を作っていくためにはどうすればよいのか、ということを浅野先生に分かりやすく御説明いただきました。
さらに基調講演後には、「水俣から発信する持続可能な地域社会づくり」と題して、パネルディスカッションを行いました。
コーディネーターは、熊本県立大学名誉教授で熊本県環境センター館長の篠原亮太様に務めていただき、基調講演をしていただいた浅野先生にもコメンテーターとして参加していただきました。
はじめに、パネリストの環境省環境保健部水銀対策推進室長補佐の斉藤貢様に、「水俣条約の推進と地域の持続可能性」について発表を行っていただきました。
続いて、熊本県立大学名誉教授で鹿児島県長島町地方創生統括監補佐の明石照久様に「持続可能な地域社会づくり」について、鹿児島県長島町における事例発表を行っていただきました。
地元水俣市からは、水俣市で初めて「熊本県ブライト企業」に認定された摂津工業株式会社代表取締役社長の摂津隆祐様、「水俣市環境マイスター」として御活躍されている天の製茶園の天野浩様に、事例発表を行っていただきました。
水俣環境アカデミアは今後も、地域内外の連携による人材育成、地域活性化及び水俣市の「持続可能な地域社会づくり」のために、市民の皆様と一体となり地方創生を進めてまいりたいと考えております。


髙岡市長による開会の挨拶

福岡大学名誉教授 浅野直人様による基調講演

パネルディスカッションの様子
コーディネーター:熊本県環境センター館長 篠原亮太様(画像左)
コメンテーター:福岡大学名誉教授 浅野直人様(画像右)

パネルディスカッションの様子
パネリスト:(画像左から)環境省環境保健部水銀対策推進室長補佐 斉藤貢様、鹿児島県長島町地方創生統括監補佐 明石照久様、摂津工業株式会社代表取締役社長 摂津隆祐様、天の製茶園 天野浩様