慶応大学遠隔講義で水俣市第一区自治会環境福祉委員の峰村直樹さんが講義を行いました
水俣環境アカデミアでは、慶應義塾大学総合政策学部、環境情報学部、大学院政策・メディア研究科との「連携・協力に関する協定書」に基づき、同大学が実施する遠隔講義について支援を行っています。
令和7年6月10日、同大学環境情報学部・植原啓介教授の水俣研究会の学生に向けて、水俣市第一区自治会環境福祉委員の峰村直樹さんがオンラインで講義を行いました。
峰村さんは、一区自治会で「一区もやいふれあい菜園」の活動を支え、活動団体が国土交通大臣表彰を受賞しています。
講義では、もともと公助(市の介護予防事業)として開始した菜園事業は、自助(自分でできることは自分で)、共助(地域で助け合う)により長く継続している活動。「顔の見える関係やつながりの再構築」が地域の課題としてあげられる中、「日常の中で自然と支えあう関係」や「地域のため、自分のために続けられる仕組み」として機能し、自治会単位での地域共生社会のかたちを構築している、といったお話がありました。
最後に、地域活動に参加し、善い行いを称賛する「地参地称」から、地域共生社会は始まる!と締めくくられました。
講義後は植原教授や学生から「峰村さんの活動のモチベーションはどこから来ているのですか」「高齢者に需要の多いバスを活用した交流事業などできないか」などと質問がありました。
