村丸ごと生活博物館 ~みなまたの元気な村づくり
元気な村とは?
「人」「地域」「経済」の3つの元気がそろう村としています。
1. 人が元気 精神と身体が元気/愚痴をいわない
2. 地域の自然が元気 海・山・川が元気
3. 経済が元気 貨幣経済、共同する経済、自給自足する経済が元気
「元気な村づくり」とは
自然と生産がつながり、常に新しいものをつくり出す力のある村づくりを、まちと村の交流をはかりながら進めるものです。
「元気な村づくり条例」について
水俣市では、農山漁村地域に対し、住む人々と地域が元気になる生活の支援を行おうと平成13年9月21日に「水俣市元気村づくり条例」を制定しました。この条例に基づき、地域の自然・産業・生活文化を守り育てる地区を「村丸ごと生活博物館」として、水俣市が指定します。
【元気村づくり条例の三つの柱】
1.風格ある佇まいづくり
生きるための畑や田んぼなど生産活動が織り成す、住む人々が自信と誇りを持つ生存風景づくり
2.まちと村との交流
異なる生活文化を持つ都市と農山漁村地域が交流することで、人と地域の持つ力を再発見し、自覚する
3.豊な村づくり
3つの経済《貨幣経済、共同する経済、自給自足経済》の調和
★水俣市元気村づくり条例[概略] (PDF 144KB)
★水俣市元気村づくり条例[条文] (PDF 60KB)
★水俣市元気村づくり条例施行規則[条文] (PDF 79KB)
「村丸ごと生活博物館」とは
地域固有の風土と暮らしの醸し出す佇まいを風格あるものにし、地域社会の発展に寄与するため、地区の自然や生活文化遺産、産業遺産などを確認し、保存、育成、修復を図るとともに、生活環境の保全、再生、創造を行っている地区で、市長が指定した地区をいいます。
指定の条件は、地区環境協定(※1)を締結していること、地区の生活環境等の方針(集落景観保全など)を定めることとなっており、現在4地区が指定を受けています。
※1 地区環境協定
自分たちの住んでいる地域の自然や生活環境を自分たちで守るために、環境に関するルールを、地区に住んでいる人たちが約束しあうもの。
◇頭石(かぐめいし)…H14年8月5日指定
「拠点」頭石コミュニティセンター(〒867-0025 水俣市湯出1042)
連絡電話(代表)勝目 豊 0966-68-0246
◇久木野(くぎの)地区…H17年2月24日指定
「拠点」久木野ふるさとセンター愛林館(〒867-0281 水俣市久木野1071-4)
連絡電話(館長)沢畑 亨 0966-69-0485
◇大川(おおかわ)地区…H17年2月24日指定
「拠点」大川公民館(〒867-0283 水俣市大川553-2)
連絡電話(代表)大川 生雄 0966-69-0528
◇越小場(こしこば)地区…H19年3月1日指定
「拠点」越小場公民館(越小場分校跡、〒867-0284 水俣市越小場845-1)
連絡電話(代表)本井 三千年 0966-69-0877
「生活学芸員・生活職人」とは
指定地区には、水俣市が認定した「生活学芸員」と「生活職人」がいます。
【生活学芸員】
村の住民であり、村の自然や生活文化、産業などを調査したり研究する人です。
認定を受けて地域の案内・説明役をつとめます。
「ここには何もない」と言わないことが大きな条件です。そのために、地域の「あるもの探し」(※2)を実施します。
【生活職人】
生活の中で生かされている生活技術を持っている人です。漬物・団子・野菜づくり、木工、石工など様々な職人がいます。
※2 あるもの探し
地域の足元を知るための絵地図づくりのことです。
これから訪れる人々を案内するため、「ここには何もない」から「あれもある。これもある」と気づく眼差しをつくるために行います。
自分の家や家周り、集落のことなど、自分たちの足下の普段の暮らしを調べ、地域にあるものを探して確認していく作業です。