水俣市トップへ

第6次水俣市総合計画(2019年度~2026年度)

最終更新日:
 

第6次水俣市総合計画 第2期基本計画(2023年度~2026年度)







 本市は、平成31年3月に第6次水俣市総合計画を策定し、「経済」「社会」「環境」 を統合的に向上させていく視点でのまちづくりを進めるため、 基本構想において「みんなが幸せを感じ 笑顔あふれる元気なまち 水俣」を目指す将来像に掲げ、その実現に向け様々な施策を展開してきました。
 この間、本市最大の課題である人口減少と高齢化の進行に加え、デジタル社会の急速な進展、脱炭素社会への転換、「持続可能な開発目標(SDGs)」の社会への浸透、新型コロナウイルス感染症への対応など、本市を取り巻く環境は急激に変化しています。 また、令和3(2021)年度からスタートした財政再建に向けた取組によって、悪化を続けていた財政状況は大きくその方向を転換しつつあり、本市が将来にわたって持続可能なまちづくりを行っていくためには、これまで以上に事業の重点化・効率化が必要とされるところです。
 今回、 第6次水俣市総合計画の第1期基本計画が終了するに当たり、第1期基本計画における事業の成果及び課題を踏まえ、各施策区分や成果指標等を見直すとともに、本市の重要プロジェクトである「3つのビジョン」やデジタル社会への対応などの新たな視点を取り入れた第2期基本計画を策定しました。今後は本計画に基づき、引き続き目指す将来像を実現していきます。

 

まちづくりの基本理念・目指す将来像

 第6次水俣市総合計画基本構想に掲げているまちづくりの基本理念及び目指す将来像については、第2期基本計画においても継承することとします。

 
 

第6次水俣市総合計画 第2期基本計画ダウンロード






第6次水俣市総合計画 (基本構想:2019年度 ~ 2026年度  第1期基本計画:2019年度~2022年度)

   

まちづくりの基本理念

 長きにわたり水俣病問題に向かい合ってきた本市では、そこから得た教訓を活かし、これまで環境に配慮した様々な施策や取組をはじめ、再発防止に向けた情報発信、国内外からの研修生等の受入れ等により、一定の成果をあげてきました。
 そのような中、本市の人口は、60年程前のピーク時から半減し、2万5千人を切り、65歳以上の高齢者の割合は38%を超え、全国及び熊本県の平均を10ポイント近く上回っています。
 また、地域の経済活動を支える生産年齢人口は、1960年代がピークで約2万9千人でしたが、平成27(2015)年には半分以下の約1万3千人となり、これらに伴う経済規模の縮小も顕著となっています。
 このような厳しい状況下にあっても、未来にわたって持続可能なまちをつくっていくためには、これまで培ってきた環境配慮型のまちづくりを踏まえ、私たちの暮らしを支える地域経済を活性化し、社会全体が好循環する地域づくりを目指していくことが必要です。
 幸い本市には、多様で温かい人、長く地域を支えてきた地元商工業、豊かな食・温泉・自然など、誇れるまちの財産(宝)が数多くあります。
 これらの地域の宝を活かし、それぞれを調和させ、子どもから高齢者まで全ての世代が「水俣に生まれてよかった」、「水俣で暮らしてよかった」と感じられるまちを築いていきます。

    

目指す将来像

『みんなが幸せを感じ 笑顔あふれる元気なまち 水俣』

 

将来像のイメージ

 子どもたちは、地域住民や地元企業の応援を受けながら、様々な活動を通して、地域の中で生き生きと生活しており、まちには子どもたちの笑顔があふれています。
 また、子育て支援策の拡充などにより、安心して子どもを産み育てられる環境が整っており、子育て世代にも笑顔が広がっています。
 産業面においては、企業との連携強化により新たな雇用が生まれ、地場企業が活性化しています。
 加えて、魅力ある農林水産物や観光資源の磨き上げにより交流人口が増加し、まち全体が活気に満ちています。
 福祉面では、多職種間の連携と多様な主体によるサービスが提供され、年齢や障がいの有無にかかわらず、誰もが住み慣れた地域で自分らしく安心して暮らせるまちになっています。
 このように、本市で暮らす全ての市民に笑顔があふれ、子どもたちの元気な声が地域全体に響いています。

 


基本目標


(1) 地域に根差した強い産業基盤づくり(産業・経済)

 長く地域を支えてきた地場企業との連携強化に努め、事業拡大や新事業展開等への支援を行い、活力ある地場企業づくりを推進するとともに、新たな課題にチャレンジする人や企業を応援し、創業しやすい環境づくりに努めます。

 また、農林水産業の振興のために、担い手の確保・育成を支援するとともに、安全・安心な地元農林水産物のブランド化や6次産業化※、加工品開発等を通じた高付加価値化を推進します。

 さらに、豊かな自然や温泉など、地域にある多彩な観光資源を磨き上げ、多くの人々を呼び込むことで、にぎわいのあるまちを築いていきます。

 

(2) 豊かな心で未来に挑戦する人づくり(教育・文化)

 「水俣の子ども」が持っている可能性を最大限に発揮し、楽しく学ぶことができる教育環境の充実に努めるとともに、心身ともに健康で、生き生きと活動できるスポーツ環境を整備します。

 また、地元唯一の高校である水俣高校を、関係機関とともに支援することで、その魅力を高めていきます。加えて、水俣環境アカデミアによる、持続可能な地域社会の担い手づくりを進めていきます。

 さらに、市民の生涯学習の支援、優れた文化・芸術に触れる機会の創出、読書活動の推進などを通じ、豊かな心を育むほか、本市に暮らす人々が、互いに尊重しあえる共生社会の推進に努めます。

 

(3) 住み慣れた地域でいきいきと暮らせるまちづくり(保健・医療・福祉)

 安心して子どもを産み、健やかに育てられる環境を整備するとともに、年齢や障がいの有無にかかわらず、全ての市民が住み慣れた地域で自分らしく安心して暮らせるよう、関係機関とのネットワークを強化し、共に支えあう地域共生社会の実現を目指します。

 また、ライフステージに応じた健康づくり施策を推進し、市民の健康を増進するとともに、総合医療センターを中心とした、地域医療の充実を図ります。

 

(4) 次代へつなぐ環境づくり(環境)

 水俣病の経験を教訓として、引き続き、環境に配慮した様々な施策に取り組むとともに、循環型社会の形成、低炭素社会の実現を目指します。
 また、騒音や不法投棄問題など、生活環境をめぐる様々な問題に適切に対応していくとともに、市民主体の環境保全活動を支援し、自然を大切にするまちづくりを推進します。

 

(5) 安全で安心して暮らせる生活基盤づくり(生活基盤)

 土地利用、交通体系、都市機能・拠点形成、市街地整備等、本市の都市づくりの将来像を描く「水俣市都市計画マスタープラン」の見直しを行います。

 また、関係機関と連携した総合的な危機管理体制の整備、様々なニーズに対応した住環境の整備、各種インフラの耐震化及び長寿命化、公共交通の充実、防犯・交通安全対策の推進、自発的なまちづくり活動の支援などにより、誰もが安全で安心して暮らせるまちづくりを進めます。

 

(6) 持続可能な行財政基盤づくり(行政経営)

 安定した行財政運営を行うため、歳入確保や歳出削減、行政課題に的確に対応した組織の構築や人材育成を行うことにより、持続可能な行財政基盤の構築を図ります。

 また、適切な情報発信と広聴機会を確保するとともに、市民の意見を反映した行政活動の評価体制の構築を図ります。


 

第6次水俣市総合計画(基本構想及び第1期基本計画)ダウンロード

 第6次水俣市総合計画(全体版)(PDF:18.35メガバイト) 別ウインドウで開きます

 

 

 

第6次水俣市総合計画実施計画

 

【実施計画の目的】

 本実施計画は、第6次水俣市総合計画の基本構想に掲げた将来像である『みんなが幸せを感じ 笑顔あふれる元気なまち 水俣』の実現を目指して、基本計画において方向づけられた施策を総合的かつ計画的に実施することを目的としています。

 

【実施計画の期間】

 本実施計画の期間は3年間とし、社会経済状況等に応じて毎年度見直し、調整を行うローリング方式とします。

 

【実施計画の対象事業】

 本実施計画の対象事業は、第6次水俣市総合計画の実現に向けた事業のうち主なものを対象とします。


 「第6次水俣市総合計画実施計画」(令和元年度〜令和3年度)

  ・ 第6次水俣市総合計画実施計画(令和元年度~令和3年度)(PDF:3.75メガバイト) 別ウインドウで開きます


 「第6次水俣市総合計画実施計画」(令和2年度〜令和4年度)

  ・ 第6次水俣市総合計画実施計画(令和2年度~令和4年度)(PDF:3.73メガバイト) 別ウインドウで開きます

 

 「第6次水俣市総合計画実施計画」(令和3年度〜令和5年度)

  ・ 第6次水俣市総合計画実施計画(令和3年度~令和5年度)(PDF:3.07メガバイト) 別ウインドウで開きます




 

 

第6次水俣市総合計画(基本構想及び第1期基本計画)策定過程


第6次水俣市総合計画策定方針

 平成30年度をもって、第5次水俣市総合計画の計画期間が終了するため、第6次水俣市総合計画を策定します。総合計画は、市の総合的かつ計画的な行政運営の指針を定めるもので、本市における全ての個別計画や施策の基本となる最上位計画となります。今後は、第6次水俣市総合計画策定方針に基づき、市民意識調査結果や市民ワークショップでの検討内容等を踏まえ、計画の素案を作成していきます。

 

PDF 策定方針(PDF:143キロバイト) 別ウィンドウで開きます

PDF 策定組織図(PDF:107キロバイト) 別ウィンドウで開きます

 


【総合計画策定に関する参考資料】

 1

 第6次水俣市総合計画策定に係る基礎資料

(将来推計人口、就業人口、財政状況等について)

 PDF ダウンロード(PDF:816キロバイト) 別ウィンドウで開きます

 2

 水俣市民意識調査結果(H28.12~H29.1実施)

 全体版 PDF ダウンロード(PDF:2.2メガバイト) 別ウィンドウで開きます

 概要版 PDF ダウンロード(PDF:1.0メガバイト) 別ウィンドウで開きます

 


市民ワークショップを開催しました

 総合計画を策定するに当たり、市民の皆様のニーズやご意見等を把握し、計画に反映するため、以下のとおり市民ワークショップを開催しました。(詳細は以下のとおり)

 回

日時・会場

テーマ 

 参加者数

 第1回

平成30年6月30日(土曜日)10時~12時

水俣市公民館本館2階 第1研修室

水俣高校生による発表

「高校生の主張!未来の水俣への提言」 

 32人

 第2回

※荒天のため中止

平成30年7月7日(土曜日)10時~12時

水俣市こどもセンター(多世代交流室)

水俣の今を知ろう

(市民アンケート結果等について) 

 ー

 第3回

平成30年7月18日(水曜日)19時~21時

秋葉会館4階多目的ホール(市役所旧庁舎裏)

未来の水俣について語ろう(前編) 

 38人

 第4回

平成30年8月8日(水曜日)19時~21時

秋葉会館4階多目的ホール(市役所旧庁舎裏)

未来の水俣について語ろう(後編) 

 32人

 

【第1回市民ワークショップの内容】

(概要:かわら版) PDF ダウンロード(PDF:321キロバイト) 別ウィンドウで開きます

(第1回ワークショップ資料)PDF ダウンロード(PDF:1.3メガバイト) 別ウィンドウで開きます

(参加者アンケート集計結果)PDF  ダウンロード(PDF:178キロバイト) 別ウィンドウで開きます

 

 

【第2回市民ワークショップについて】

 平成30年7月7日(土曜日)に予定しておりました市民ワークショップは、荒天のため中止となりました。(当日配布予定としていた資料の送付をもちまして、第2回市民ワークショップの開催に代えさせていただきます。)

PDF 送付資料(PDF:3.9メガバイト) 別ウィンドウで開きます


(参加申込をされた皆様へ)

 送付資料及び上記「総合計画策定に関する参考資料(第6次水俣市総合計画策定に係る基礎資料、水俣市民意識調査結果)」を参考に、皆様自身が思い浮かぶ本市の課題(問題点)を「回答用紙」に御記入のうえ、7月17日(月曜日)までに、FAX、電子メール、持参のいずれかの方法で担当まで提出くださいますよう、御協力をお願いします。(受付終了しました。ご協力ありがとうございました。)

PDF 回答集計結果(PDF:263キロバイト) 別ウィンドウで開きます

 

 

【第3回市民ワークショップの内容】

 熊本県立大学明石名誉教授をファシリテーターとしてお招きし、「10年後の水俣の将来像」について「ワールドカフェ方式」により、グループごとに3回メンバーの入れ替えを行いながら、参加者同士が意見交換を行いました。(ワールドカフェとは、カフェにいるようなリラックスした雰囲気の中で、時折メンバーの組み合わせを変えながらアイデアを発散させるワークショップの手法のひとつです。)
(概要:かわら版) PDF ダウンロード(PDF:354キロバイト) 別ウィンドウで開きます

(ワークショップの様子、内容) PDF ダウンロード(PDF:808キロバイト) 別ウィンドウで開きます

(参加者アンケート集計結果)PDF ダウンロード(PDF:194キロバイト) 別ウィンドウで開きます

 


【第4回市民ワークショップの内容】

 前回同様、ファシリテーター(明石名誉教授)の進行のもと、「人づくり」「産業・経済」「保健・医療・福祉」「環境(快適な暮らし)」「生活基盤(安全・安心)」の5つのグループに分かれ、水俣の強み(活用できる地域資源)や弱み(問題点・課題)を考えながら、10年後の理想の姿について、前回思い思いに出された意見等を1枚の模造紙にまとめ上げる作業を行いました。

(概要版:かわら版)PDF ダウンロード(PDF:302キロバイト) 別ウィンドウで開きます

(ワークショップの様子、内容)PDF ダウンロード(PDF:1.3メガバイト) 別ウィンドウで開きます

(参加者アンケート集計結果)PDF 振り返りシート(ダウンロード PDF:202キロバイト) 別ウィンドウで開きます

 


【ワークショップを振り返って】

 今回の一連のワークショップでは、10代から70代までの幅広い年代から、延べ102人(男性51人、女性51人)の方が参加され、10年後の水俣について思い思いに意見を出し合いました。内容については上記のとおりですが、その後、最終回(第4回)で参加者から出された一つ一つの意見について、それぞれの意見の真のニーズは何かということを考えながら、以下の手法を用いて事務局で分析を加えました。これまでのワークショップの内容と今回の分析結果を踏まえ、今後、計画の素案を策定していきます。

<分析の手法>

 KIT-PT法:(有)あしコミュニティ研究所の浦野秀一氏が考案した発想法(カード(K)を用いて意見(I)を積み上げ(T)、政策(P)を樹木(T)に見立てて体系化すること)

<主な手順>

(1)参加者の意見(ワークショップで使った付せんの内容)を一つ一つカード(ラベルシール)に書き直す。

(2)模造紙上で、意見の要点・趣旨が似通ったカードを集めて「小島」「大島」を作り、タイトルをつける。

(3)樹木のように図解化する。

<分析結果>

「人づくり」グループ:→ ダウンロード(JPG:3.9メガバイト) 別ウィンドウで開きます

「産業・経済」グループ:→ ダウンロード(JPG:4.0メガバイト) 別ウィンドウで開きます

「保健・医療・福祉」グループ:→ ダウンロード(JPG:3.6メガバイト) 別ウィンドウで開きます

「環境(快適な暮らし)」グループ:→ ダウンロード(JPG:3.9メガバイト) 別ウィンドウで開きます

「生活基盤(安全・安心)」グループ:→ ダウンロード(JPG:3.8メガバイト) 別ウィンドウで開きます

 

 

水俣市総合計画策定審議会を開催しました

 本審議会では、水俣市総合計画策定審議会設置条例に基づき、学識経験者、市議会議員、その他市長が適当と認めるもの(公募等)により15人以内で構成され、市長からの諮問に応じ、 総合計画(基本計画)原案についての審議、答申を行います。任期は2年間です。

PDF 委員名簿(PDF:84キロバイト) 別ウィンドウで開きます


 日時・会場 当日資料

第1回

平成30年6月14日(木曜日)

14時00分~15時30分

秋葉会館3階会議室AB

PDF 次第(PDF:58キロバイト) 別ウィンドウで開きます

PDF 資料集(PDF:1.7メガバイト) 別ウィンドウで開きます

第2回

平成30年8月27日(月曜日)

14時00分~15時30分

市役所仮庁舎2階第2会議室AB

PDF 資料集(PDF:2.3メガバイト) 別ウィンドウで開きます

第3回

平成30年11月29日(木曜日)

14時00分~15時40分

市役所仮庁舎2階第2会議室AB

PDF 次第(PDF:58キロバイト) 別ウィンドウで開きます

※当日の審議を踏まえて取りまとめた素案をもって、パブリック・コメントを実施しました(平成30年12月17日~平成31年1月11日)。

パブリック・コメント実施結果及び市の考え方はこちら → パブリック・コメント手続一覧

第4回

平成31年1月23日(水曜日)

13時30分~15時00分

市役所仮庁舎2階第2会議室AB 

PDF 次第(PDF:62キロバイト) 別ウィンドウで開きます

※当日の審議を踏まえて取りまとめた第6次水俣市総合計画基本構想(案)及び第1期基本計画(案)はこちら → PDF ダウンロード(PDF:6.2メガバイト) 別ウィンドウで開きます


 

水俣市総合計画策定審議会からの答申

 水俣市総合計画策定審議会において4回にわたり審議を重ねた結果、「第6次水俣市総合計画基本構想(案)及び第1期基本計画(案)」の内容を妥当とし、平成31年1月25日に明石照久会長から市長に対し答申が行われました。
  
→ 第6次水俣市総合計画基本構想(案)及び第1期基本計画(案)について(答申書):PDF ダウンロード(PDF:123キロバイト) 別ウィンドウで開きます









このページに関する
お問い合わせは
(ID:113)
水俣市役所
〒867-8555  熊本県水俣市陣内一丁目1番1号   電話番号:0966-63-11110966-63-1111   Fax:0966-62-0611  

[開庁時間] 午前8時30分~午後5時15分(土・日・祝日・年末年始を除く)

(法人番号 7000020432059)
Copyright (C) 2019 Minamata City. All Rights Reserved.