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第3次水俣市環境基本計画

最終更新日:
 

第3次水俣市環境基本計画(2020(令和2)年度から2027(令和9)年度)

 

 

将来の環境像

 第6次水俣市総合計画の策定にあたり、2018(平成30)年に市民ワークショップが開催されました。「10年後の水俣の将来像」について、5つの分野に分かれ、参加者同士が対話形式で意見交換を行いました。5つの分野のうち、環境グループで出された意見と、これまでの環境行政の継続性や水俣市環境基本条例の理念、第6次水俣市総合計画との整合・連動を図る観点から、本計画の目指す環境像を次のとおり設定します。

 

 『次代へつなぐ 環境・経済・社会が調和したまち みなまた』

 

 

基本目標と施策

 本市が目指す環境像を実現するために、基本目標を掲げ、6つの施策により展開します。

 

【基本目標】 次代へつなぐ環境づくり

 水俣病の経験を教訓として、引き続き、環境に配慮した様々な施策に取り組むとともに、循環型社会の形成、低炭素社会の実現を目指します。また、騒音や不法投棄問題など、生活環境をめぐる様々な問題に適切に対応していくとともに、市民主体の環境保全活動を支援し、自然を大切にするまちづくりを推進します。

 

施策1 水俣病問題への取組と「もやい直し」の推進

 水俣病で犠牲となった全ての生命に祈りを捧げ、多様な市民が協力して事業に取り組むこと等により「もやい直し」を推進し、同様の産業公害が地球上で二度と起こることがないよう、その教訓の発信に努めます。また、水俣病問題の歴史と教訓を将来にわたって発信し続けるため、歴史上重要な基礎資料や水俣病に起因する各種影響と地域社会の再生に関する情報を収集、保存します。

 

施策2 循環型社会の形成

 ごみ処理を焼却と埋立に頼らない仕組みをつくる「ゼロ・ウェイスト」の理念に基づき、ごみ減量に向けた取組を進めます。また、地域、家庭、事業所それぞれにおいて、適正なごみの分別、処理を促進し、資源の有効利用、ごみの排出抑制を図るとともに、ごみ減量のための情報発信及び普及啓発に努めます。

 

施策3 低炭素社会の実現

 産業・運輸・業務・家庭の各部門において、高効率・省エネ機器への転換や、再生可能エネルギーの導入を進め、温室効果ガス排出量の削減を目指します。また、公共施設の環境負荷低減を図るとともに、計画的に再生可能エネルギー、高効率・省エネ設備等の導入を進めるなど、気候変動適応策についても検討していきます。 

 

施策4 生活環境の保全

 水質分析、各種騒音・振動・ばい煙測定を実施し、必要に応じて指導を行い、生活環境の保全に努めます。また、ごみ(廃棄物)の不法投棄パトロールを行うほか、公共下水道の汚水処理機能を安定的に保つための取組など、生活環境に必要なインフラの整備を推進します。

 

施策5 協働による環境保全活動の推進

 「環境月間清掃活動」及び「海と川のクリーンアップ作戦」を実施し、市民が主体となった環境保全活動を推進するとともに、森林の持つ水源かん養機能等を向上させるため、間伐・植林活動による豊かな森づくりを進めます。また、花と緑を大切にする市民主体のイベントや活動の支援などにより、自然を大切にするまちづくりを推進します。

 

施策6 産学官民連携による環境まちづくり事業の推進

 大学、研究機関、企業等との連携によるシンポジウム、ジュニアサイエンスセミナー、市民公開講座などを開催し、地域住民や事業者が最新の研究や技術に触れる機会を設け、地域を担う人材を育成します。また、本市と連携関係にある大学、環境省環境調査研究所、そのほか国連機関等による研修事業の受入れ等を実施し、本市が持つ知見や技術、未来志向の取組などを発信するとともに、共同研究、人的交流の活性化を視野に入れ、国内外の大学とのネットワークを充実させ、地域住民、地元小中学校との連携も推進します。

 

 

第3次水俣市環境基本計画ダウンロード



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