寒川地区について
寒川地区は、水俣市東部の標高300メートルの山間部に位置する自然豊かな地区で、標高901メートルの大関山からの地下水が湧水となっている「寒川水源」があります。年間を通じて一定の14℃の水が、1日当たり3000トン湧き出ており、その冷たさが「寒川」という地名の由来となっています。
寒川地区は、名前の通り真夏でも涼しく、涼を求めて毎年多くの人が訪れています。

写真:寒川水源
寒川水源亭について
寒川水源のほど近くには、地域の婦人会等が運営する「寒川水源亭」があり、地元の食材(米、野菜)を使った手作りの料理が提供されています。水源の水を引いたそうめん流しや、婦人会のおばあちゃんたちが焼いてくれるヤマメの塩焼きなどが有名です。
本施設は、地域住民が主体となり、地域の維持資金を自ら稼ぐ「地域経営」を実践しているところが特徴です。

写真:寒川水源亭
寒川地区 小水力発電所について
寒川地区では、全国の地方都市同様、過疎化・高齢化が進む中、地域住民で今後の地域の在り方について何度も話し合いがされました。その結果、「地域や寒川水源亭を後世に残したい」という思いを共有するに至り、そのために何ができるか検討を始めました。
その取り組みの一つとして、これまで経費として重くのしかかっていた、寒川水源亭の電気使用料の負担を軽減できないかという課題に焦点を当て、寒川水源の水を利用して発電することで電気使用料を低減させる、小水力発電事業を実施することとなりました。
「寒川地区小水力発電所」は、平成28年3月24日から運転(電力の受給)を開始しております。

写真:寒川地区 小水力発電所


寒川地区小水力発電所の建設についての詳細は、以下の資料をご覧ください。
出典:福岡県エネルギー総合情報ポータルサイト
http://www.f-energy.jp/modelcase.php(外部リンク)
平成28年度ふるさとづくり大賞 受賞者紹介
「水俣市寒川地区」
https://youtu.be/HG_l7v7zU2E(外部リンク)
見学等について
見学等は随時受け付けておりますので、下記の市の担当部署までご相談ください。