久保山 雅子(くぼやま まさこ)さん
・2014年に熊本市から移住
・Jターン(熊本市出身)
・職業 イラストレーター
水俣を訪れた際に出会ったご主人との結婚を機に水俣市に移住した久保山さん。
野菜を分けてくれる近所の人や、春のタケノコ掘り、秋のアユ漁といった季節の楽しみ方を教えて
くれる人がいるなど、お金では買えない生活の豊かさを知る水俣の人々の魅力に惹かれたと話します。
水俣に来る前のこと
高校卒業まで熊本市で生活していましたが、幼い頃から絵を描くことや何かを創作することが好きだったため、福岡にある美術系の短期大学に進学しました。卒業後は福岡や東京でアパレルなどの販売業をしていましたが、体調を崩したこともあり家族の勧めで地元の熊本市へUターンしました。
熊本市に戻ってからは環境問題についての取組を行うNPO法人の活動に参加し、使用済みのろうそくを活用したキャンドル作りなど、「再生」をテーマにした作品の制作をしていました。
水俣との出会い
NPO法人の活動などをきっかけに水俣に住む同世代の方々と出会い、引き寄せられるように何度も水俣を訪れるようになりました。そこで現在の夫とも出会い、結婚を機に水俣に移り住みました。
水俣と出会い、様々な活動を通して「自分を大切にしよう」という思いが芽生えました。それまでは描いた絵を誰にも見せることなく捨てていましたが、自分の作品を表に出していこうと決意しました。
HUNKA
水俣に移り住んで3年目に夫婦で結成した創作ユニット「HUNKA(フンカ)」の活動をスタートさせました。夫が独学で身に付けたシルクスクリーン技術で私の描いた様々なイラストを印刷し、手ぬぐい等の作品を制作しています。作品は熊本や鹿児島などで行われるイベントに出展しています。最近は創作活動以外にも耕作放棄地の再生や、畑で農作物の栽培も始めており、田舎暮らしを楽しんでいます。
違う地域に移り住み、不安に思うこともありましたが、様々なコミュニティ活動を通してたくさんの方々と繋がり、水俣に馴染むことができました。移住することを不安に思っている方もたくさんいると思いますが、私たち先輩移住者を頼って水俣に来てください。お待ちしています!
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シルクスクリーン体験ができるワークショップも開催している。 子どもから大人まで幅広い世代に人気がある。 | シルクスクリーン印刷で制作した手ぬぐい、 イラストを手がけた商品ラベル、本など。 |
移住に関する相談窓口
水俣市への移住に関するご相談は、以下の問い合わせ先までご連絡ください。