本市は国・県同様、死亡原因の第一位である悪性新生物(がん)で約4人に1人が亡くなっている状況です。
がんは症状がでてきた時にはかなり進行していることがあります。自覚症状がない時にがん検診を受けて、早期発見・早期治療を行えば助かる場合が多いです。
本市では、市民の方にがん検診を受診していただけるよう、今年度から子宮頸がん及び乳がん個別検診の対象者拡大や胃内視鏡検査による胃がん個別検診を開始します。
個別検診の内容については、下の表をご覧ください。
(子宮頸がん、乳がん、胃がん個別検診内容)
| 子宮頸がん個別検診 | 乳がん個別検診 | 胃がん個別検診 |
対象者 | 20歳代の偶数年齢の女性 | 40歳代の偶数年齢の女性 | 50歳から74歳までの偶数年齢の男女 |
実施時期 | 令和2年8月から令和3年2月26日まで | 令和2年8月から令和3年2月26日まで | 令和2年9月から令和3年2月26日まで |
検査内容 | 問診、内視診 子宮頸部細胞診 | 問診、視触診 マンモグラフィ検査 | 問診、胃内視鏡検査 |
実施医療機関 | 水俣市立総合医療センター 本田レディースクリニック | 水俣市立総合医療センター | 受診希望者へ後日、送付する受診券に記載しています |
検診費 (個人負担金) | 約5,000円 (一般世帯:1,300円) (非課税世帯:800円) | 約7,000円 (一般世帯:2,200円) (非課税世帯:1,300円) | 約15,000円 (一般世帯:約3,500円) (非課税世帯:約2,000円) |
※生活保護受給の方は無料で検診を受診できます。
※子宮頸がんと乳がん検診は奇数年齢でも前年度に未受診の場合は受けられます。
※市のがん検診を受けると検診費と個人負担金の差額を市が助成しているため、大変お得です。
子宮頸がん、乳がん、胃がん個別検診の対象者の方には、6月下旬に送付の集団健診申込書に案内通知を同封しますので、受診方法などの詳細は案内通知でご確認ください。
★「子宮頸がん」とは?
20~40歳代に多く、早期に発見すれば予後の良いがん。早期発見が極めて重要!
子宮の入り口である子宮頸部に発生し、発見されやすい。
性交渉によって感染するヒトパピローマウイルス(HPV)が関連。
初期では自覚症状がなく、進行すると出血や下腹部の痛み等が出現。
★「乳がん」とは?
女性に一番多いがんで、40~50歳代に最も多い。
早期に発見し適切な治療により約90%以上の方が治る!
乳腺にできる悪性腫瘍。5mm以上の大きさになるとしこりとして触れることがある。他にも乳頭からの異常分泌、乳輪の腫れ等。
★「胃がん」とは?
日本人に多く、40歳以降から患者数が増加!
胃の壁の内側を覆う粘膜の細胞が何らかの原因でがん細胞となり、無秩序に増えていく。
初期では自覚症状が殆どなく、進行しても症状がない場合がある。代表的な症状は、胃の痛み・不快感・胸やけ・吐き気・食欲不振など。
本市の各がん検診受診率は下の表のとおり、国が掲げる目標値50%に達しておらず、低い状況です・・・。
【水俣市のがん検診受診率(H28)】
乳がん | 子宮頸がん | 大腸がん | 肺がん | 胃がん |
22.1% | 16.4% | 10% | 9.9% | 9.8% |
大切な自分や家族のために、2年に1回は子宮頸がん及び乳がん検診・胃内視鏡検査による胃がん個別検診を受けましょう!